日本版メディカルスクール
日本の場合、6年制の医学部卒業後、医師国家試験を受験する。だがアメリカは4年制大学卒業後、4年制のメディカルスクール(医学大学院)に進学して医師になる。現在、日本でもメディカルスクールの導入が検討されている。例えば東京都は、2006年12月に「10年後の東京 ~東京が変わる~」の構想を発表。この中には、アメリカ型メディカルスクールの特色をあげながら、10年後を目安に、現場重視の教育で臨床能力に優れた医師を養成する専門職大学院「メディカルスクール」実現に向けて検討を進めるとしている。
アメリカ型メディカルスクールの特色
○ 大学既卒者を対象とした4年間の専門職大学院教育
・多様なキャリアパスにより、豊かな教養と社会性を備えた医師を養成
○ 医師としての適性と高い目的意識を備えた人材が入学
・全米共通試験、多段階面接、大学教授の推薦状等により選抜
○ 患者中心の医療を目指し、「優秀な臨床医」養成を重視
・後半2年間は、診療チームの一員として、密度の濃い現場教育を実施
○ 在学時から教育段階毎に国家試験で能力実証
・合格しないと先に進めないシステム
・卒業時には総合的な臨床能力を修得し、専門医研修にスムーズに移行
(出典)東京都「10年後の東京 ~東京が変わる~」
また有識者を交えた「メディカルスクール有識者検討会」を定期的に開催(2008年9月・第5回会議)。また四病院団体協議会(日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会)でもメディカルスクール創設を提言した報告書(案)を公表。しかし東京都、四病院団体協議会ともに、2008年秋の時点で最終的な結論は出ていない。