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医師の職種


医師の職種

医師(臨床医)は診療科名ごとに診療や施術方法が異なる。これまで、各医療機関が電話帳などに広告として掲載できる診療科名は、「標榜科目」として医療法によって具体的に限定されていた。しかし、2008年4月1日より医療法が一部改正(2006年成立)となり、従来よりも大幅に自由化される。例えば、今後は「身体・臓器名+内科、外科」の診療科名が可能となり、「血液内科」や「すい臓外科」なども考えられる。ここでは、これまで一般的に馴染みのある診療科名について解説する。

内科

手術以外の治療を行う診療科。投薬、医療器具による治療、患者に対する生活指導などが主な治療法。

心療内科

ストレスと関連する内科的な病気を扱う。心理的な面で症状が出た場合は精神科となり、腹痛、吐き気、動悸など身体に症状が出た場合は心療内科の担当となる。

精神科

主に心の病を扱う診療科。 脳や神経には炎症、変形などの異常がなく、心理的な面に症状が強く出る病気を担当する。

神経科

定義がはっきりせず、他の診療科と混同されているのが現状だ。「精神・神経科」あるいは「神経・精神科」というように標榜する医療機関が多い。 

神経内科

脳や脊髄、末梢神経、筋肉の障害によって起こる疾患の診察・治療を専門とする。障害とは、炎症や変性、腫瘍、血管障害、代謝・ホルモン等の異常などにより、頭痛やめまい、しびれ、意識障害、身体麻痺などの症状がでること。

呼吸器科

呼吸器とは、喉頭、気管、気管支、肺など、体内に酸素を取り込んで不要となった物質を吐き出す役割をする臓器を指し、呼吸器科は内科的な治療を行う。 

消化器科(胃腸科)

消化器は、食べ物の通り道となる食道、胃、腸と、栄養分を吸収するために働く肝臓、胆のう、膵臓などの総称。消化器科は、それらの臓器に発症する病気を内科的に治療する。

循環器科

循環器とは、体内を血液が巡る際に道筋とする、主に心臓と血管のこと。循環器科は、内科の中でもこの循環器に関する病気の治療を行う。

アレルギー科

食べもの、住宅環境、金属、動物など、さまざまな原因から起こるアレルギーを治療する。アレルギー反応を起こしやすい体質をアトピー素因といい、その体質は遺伝する傾向がある。

リウマチ科

慢性関節リウマチを通称リウマチと呼ぶ。 リウマチの他、症状が良く似ている病気をまとめて膠原病(こうげんびょう)といい、それらを専門に扱う。 

小児科

新生児からだいたい15歳までの子供に関する病気を担当する。内科を中心とした子供の疾患全般(ケガなどの外科的疾患を除く)を領域として診察・治療を行う。

外科

内科的治療のような薬物療法を用いるのではなく、治療方法として主に手術を行う。

整形外科

全身の骨及び関節の異常で生じる痛みや麻痺などを外科的に治療する診療科。 ただ、痛みや麻痺、しびれの症状が出ても、原因が神経にある場合は神経内科の担当となる。

形成外科


整形外科は骨や関節の治療を担当し、形成外科は主に体の表面に生じる変形や外傷などを外科的に治療する。

美容外科


医学的に見て正常である部分に、外見上の問題から手術などを行う。病的な症状がない状態にメスを入れるので、ほとんどが保険外診療となる。

脳神経外科


神経内科と同様、脳と神経系(主に脊髄)に生じる病気を扱う。外科の一分野なので、手術を必要とする病気を担当する。

呼吸器外科


肺癌、気腫性肺疾患、重症筋無力症、縦隔腫瘍など呼吸器疾患全般について外科診療を行う。

心臓血管外科


心臓および動脈、静脈などの血管に関連する疾患の外科的治療を扱う。バイパス手術や人工弁・人工血管の置換手術、ペースメーカー・植え込み型除細動器(ICD)の埋め込みなどを行う。

小児外科


小児に関する病気で手術を必要とするものを担当する。患者が小児であれば、病気の起こる場所がどの部分であっても総合的に扱っている。

産婦人科医


妊娠検査、妊婦検診、お産を行う産科など、婦人科に関する治療などを総合的に担当する。特に技術を要する場合には産科、または婦人科を独立して標榜している施設を紹介します。

産科医


主として妊娠から出産までを扱う。妊娠の確定や出産までの管理指導、お産、産後のケアおよび必要に応じた治療などを行う。婦人科との関連性が高く、産婦人科と標榜する医療機関が多い。

婦人科医


女性特有の病気に関する治療を行う。子宮、卵巣、卵管、女性器などに関する病気の検診、治療、手術を行う。ただし、乳癌については検診のみで、手術を行うのは外科となる。

眼科医


眼に起こる病気の治療、手術を行う。また、メガネ、コンタクトレンズを作る際の視力検査やアドバイスも行っている。

耳鼻咽喉科医


耳、鼻、のどに関する病気の治療や手術を行う。内耳の異常で起こるめまい、耳鳴り、難聴などは耳鼻咽喉科の担当だが、原因が脳や脳神経にある場合は神経内科の担当となる。

気管食道科医


耳鼻咽喉科と呼吸器科との間を埋める診療科で、咽頭や下咽頭、気管支などの診察を行い、内科的治療から外科的治療までを行う外科系に属する。

皮膚科医


皮膚に関する病気を治療する。外界からの刺激を受けやすいので、季節環境によって病気の発生が影響される。

泌尿器科医


泌尿器とは腎臓、尿管、膀胱、尿道のことを指し、それらの病気を主に手術を行い治療する。また、女性器に関する病気は婦人科が担当するが、男性器の病気は泌尿器科の治療範囲となる。

性病科医


性行為によって感染する性行為感染症(性病)を専門とする。しかし、性病科に関する疾患は、婦人科や泌尿器科などを中心に、内科や皮膚科などでも扱われている。

肛門科医


肛門は大別すると消化器の一部だが、治療から手術まで専門に担当するのが肛門科。大きな病院、もしくは胃腸科を標榜する病院で扱っているケースが多い。

リハビリテーション科(理学診察科)医


精神や体の機能が障害を持ったまま固定してしまった場合に、ある程度の日常生活が送れるようにするための訓練を行う。医師の指導の元、理学療法士や作業療法士の協力が必要となる。

放射線科医


放射線療法とは、悪性の腫瘍などに対し、一定の放射線を照射し、細胞を殺す治療のことをいう。 その治療に関することを担当するのが放射線科。レントゲン撮影やX線写真の分析など放射線の専門家でもある。

麻酔科医


手術の際、患者に麻酔をかけることを専門に行う。また、生活する中で苦痛と感じる痛みを取り除く事を専門に治療するペインクリニックというジャンルもある。