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医師の就職


医師の就職

医師免許取得者は働く場所により、臨床医(いわゆる医師)とそれ以外(研究医や産業医など)とに大きく分かれる。臨床医は、病院勤務医(診療所を含む)と開業医に別れる。

勤務医

開業医と異なり、多くの勤務医は入院患者のいる病院勤務であるため、当直と呼ばれる通常の日常勤務とは別の夜間勤務がある。総合病院等では診療科ごとに当直医が置かれていることもあるが、中規模・小規模の病院では、一人の当直医が様々な診療科の夜間診療を行う場合が多い。さらに、入院患者が急変した場合も主治医が責任を持って対処しなければならず、いつ呼び出されるかわからない状態にあるといっても過言ではない。

開業医

開業医とは、診療所または病院を営んでいる医師・歯科医師のことをいう。
勤務医から開業医へと転向する医師が増加しており、最近の医師不足の原因として指摘する声がある。過酷な労働条件のケースが多い勤務医と比較して、外来診療を基本としている開業医は勤務が比較的時間通りに終わる大きなメリットがある。

研究医

研究医は、臨床研修を修了して、次に専門医の資格取得のために研究を続けるケースや、講師やその上を目指すために研究や学会発表をしている医師のこと。病因の解明や治療法の開発に力を注ぐ。たいていは大学の教授や准教授の下で講師や助教として働いていることが多く、関連病院に出向という形をとっていることもある。

産業医

日本医師会による労働衛生に関する専門の研修を修了するなど、労働者の健康管理を行うのに必要な高度の医学的知識を持つ医師のこと。労働安全衛生法により、一定規模以上の事業場には産業医の選任が義務付けられており、企業に雇用されて、従業員の健康管理に専念するケースもある。昨今は、メンタルヘルスケアや過重労働問題等に対応した取り組みが大きなテーマになっている。2008年4月から始まった「特定健診・保健指導」では、生活習慣病予防で大きな役割が期待されている。

その他

国家公務員(厚生労働省の医系技官)、保健所に勤務する公衆衛生医師、特別養護老人ホームなどの社会福祉法人、製薬会社やバイオベンチャーでの研究職などがある。また、変わり種としては、スポーツによる障害や外傷の予防と治療、運動競技能力向上のための医学的サポートを行うスポーツドクターがある。